木工雑貨を長持ちさせるお手入れ方法

お手入れ 2020/3/26

木工雑貨を長持ちさせるお手入れ方法

お気に入りの木製雑貨やお土産でもらった木の工芸品、ナチュラルカントリーなインテリアがお好きな方なら、たくさんの木工雑貨をお持ちかと思います。

そんな大切な木製品。飾っているうちにツヤがなくなってきた、普段使いしている木製の食器やコースターを長く使いたい、なんてお悩みはありませんか?

今回はハンドメイド木工作家の私が実践している、木のインテリア小物や木製雑貨のお手入れ方法についてご紹介します。

木工雑貨を長持ちさせる、日常のお手入れ

木製のコースター・お皿・お箸など、汚れやすく湿気や水に触れる機会が多い木工製品は多いと思います。
そのようなものでも、水に浸したままにするのは厳禁です。

なぜなら、厚みの薄い木材は水分を含むと反りや、割れの原因になるからです。
最悪、カビが生えてしまいます…そんなことになったら泣きそうです…

では、どうしても水に触れてしまう木工品はどのようにメンテナンスすれば良いのでしょうか。

使い終わったら汚れや水分の拭き取りを

水滴がついたり濡れた場合は、使い終わってから布巾などで拭き取ります。
汚れがついてしまった場合は、水洗いや食器用の洗剤で洗っても構いません。

ただし、木製品に食器洗い乾燥機はNG

手洗いはOKですが、食器洗い乾燥機は使わないようにしましょう。
食洗機に入れると、お湯に長く触れてしまう上に、高温で乾燥させるので、無垢の木材は割れてしまいます。

最近は水に強い塗料が使われている食器洗い乾燥機OKの木製のお箸やカトラリーも増えていますよね。そのようなものであれば製品の表示に従い利用していただいて大丈夫です。

 

使い終わったら、すぐに拭き取るor洗う。これで日常のお手入れはOK。

水洗いした場合はしっかりと拭き取り、自然乾燥させましょう。

 

木製品は高温多湿を避けて保管

温度変化の少ない場所(お部屋の中なら直射日光が当たらない場所など)での保管をおすすめします。また、湿度が高いとカビの原因になります。

また、熱湯をかけたりするのも反りや割れの原因となりますのでご注意を。

 

日常の一手間だけで、お気に入りの木工雑貨の寿命がぐっと伸びますので是非実践してみてくださいね。

 

オイルでの定期的な保護でツヤが復活

たくさん使っているとだんだんツヤが無くなってきた、色がくすんできた…
そんな場合は木材の表面を保護すると、木工製品はよみがえります。

でも塗料って臭いがきつかったり、身体に悪いんじゃ?と考えている方も多いと思います。

しかし、天然成分だけを使ったオイル塗料で保護すれば、臭いも少なく、人体にも無害です。しかも手軽に木工雑貨を保護できます。

木製品の保護オイルは様々な種類がありますが、こちらでは私が実際に使用している蜜蝋ワックスをご紹介します。

木製品の保護には蜜蝋ワックス

私が木工雑貨の作品作りで愛用しているのは蜜蝋ワックスです。

蜜蝋ワックスとは?

蜜蝋ワックスとは、ミツバチの巣から取れる蜜蝋を主な原材料とし、亜麻仁油など植物由来のオイルを混ぜたもの。古代から現代まで使われている歴史ある保護剤です。

木材本来の色、木目、手触りを活かしたまま表面に程よいツヤを与え、保護・防腐をしてくれます。

木工雑貨だけでなく、家具やフローリングにも使用できます。

おすすめの蜜蝋ワックスは「木工用みつろうクリーム」

蜜蝋ワックスというのは、色々なメーカーさんから販売されてますが、尾山製材の「木工用みつろうクリーム」が私は一番お気に入り。

木工用みつろうクリーム

木工用みつろうクリームの詳細がわかる公式サイトはこちら

塗りやすく、香りが良いので私の作品作りには欠かせない存在です。

また、オイル塗料で着色した木材の上からこれを塗るとツヤが出てとってもいい感じになるのです。

原材料は国産蜜蝋、国産菜種油・亜麻仁油・椿油・国産ヒバ油。天然成分100%でお子様が口に入れても安心です。
※ただし、ミツバチの巣が原料の蜜蠟を使用している為、はちみつと同じように1歳未満のお子様は口に含まないようにご注意ください。

木工用みつろうクリームを使ったお手入れ方法

1.  まずは木製品の表面の汚れや埃を拭き取ります。洗った場合などはしっかり自然乾燥させておきましょう。

2.  布やスポンジにみつろうクリームを少量付けて表面に塗って行きます。一度にたくさん付けないように、少ない量で広く伸ばしてくださいね。

【お手軽な100均パフで塗るのがおすすめ】

専用のスポンジも販売されていますが、私は100均などで売っている、硬めのお化粧用のパフを使っています。お化粧用パフは適度な柔らかさと目の細かさで塗りやすいです。

100均化粧用パフ

3. もっと艶を出したいときは何度か重ね塗りします。

4.  30分程置いておき、様子をみてください。

5.  乾いた布でもう一度全体を拭いて、余分なオイルを取り除きます。

木工用みつろうクリームは塗っている時も、ふわっとナチュラルな良い香りがするので癒されますよ。

まとめ

大切な木のインテリア雑貨や木工製品はできれば長く使いたいもの。

ひと手間のメンテナンスで、木の味わいある風合いを保ちながら長持ちさせることができます。

また、手をかけてあげることで愛着も増しますので、今回の記事も参考にぜひお持ちの木工雑貨を長く愛用していただけると嬉しいです。

以上、木が大好きな木工作家mihoiminの、木工雑貨のおすすめお手入れ方法の紹介でした。

 

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